株式会社河北新報社
ヤフー株式会社
「ツール・ド・東北 2016」公式サイト:http://tourdetohoku.yahoo.co.jp/2016/
株式会社河北新報社(以下、河北新報社)とヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は本日、2016年9月17日(土)、18日(日)の2日間で開催する自転車イベント「ツール・ド・東北 2016」の開催概要を発表しました。
東日本大震災の復興支援および震災の記憶を未来に残していくことを目的に2013年から開催をしている「ツール・ド・東北」は、 2016年のテーマを“新しい魅力の発見”とし、宮城県や石巻市との連携をさらに深め、本大会をきっかけに、より多くの方に被災地を訪れていただき、まだまだ道半ばである東北の復興を後押ししていきたいと考えています。
今年は新たに、グループメンバーで一緒にゴールを目指しながら、コース途中でツアーガイドや震災語り部の話を聞いたり、地元の方々と交流を行ったりすることで、より “サイクルツーリズム”を満喫いただける「牡鹿半島チャレンジグループライド」コースを新設しました。三陸海岸の最南端に位置する牡鹿半島で、震災から5年の被災地の今を知りながら、リアス式海岸特有の入江や、みちのくの霊島として知られる金華山などの眺望を味わえるライド内容となっています。
石巻市では、この「牡鹿半島チャレンジグループライド」コースの新設に伴い、通年で訪れるサイクルツーリストをもてなすため、サイクルツーリズム推進事業を今後展開していく方針です。そして石巻市は、国の2015年度補正予算で計上された地方創生加速化交付金に、「ツール・ド・東北 2016」の「牡鹿半島チャレンジグループライド」と石巻市のサイクルツーリズム推進事業を申請し、このほど、認められました。
また宮城県とも、市町村の枠を超えた広域サイクルツーリズムの推進に向けて協議を進めております。今大会以降、自治体との連携を深化させ、震災復興と地方創生に貢献していきたいと考えております。
今大会の概要は下記の通りです。
<目的>
東日本大震災の復興支援および、震災の記憶を未来に残していく。
<目標>
1. 大会を10年程度継続する。
2. 道路の復旧状況なども見ながら今後、岩手県や福島県などの被災地にもステージを拡大した「東北」の大会として展開していく。
3. 事業収益は、被災地における自転車の普及や自転車関係の社会インフラ整備向けの助成に充当する。
4. サイクリングイベントに参加しない、選手以外の同行者にも楽しんでいただける現地イベントを開催する。
5. インターネットを活用したオークションやクラウドファンディングのシステムを導入し、企業だけでなく、個人や海外からも広く寄付金を募り、現地に行かない人もイベントに参加できる仕組みを取り入れる。
6. 地方紙・インターネット・テレビ媒体などが連携し、被災地の今を国内外に発信していく。
<開催概要>
大会名称: ツール・ド・東北 2016(Tour de Tohoku 2016)
主 催: 株式会社河北新報社、ヤフー株式会社
主 管: ツール・ド・東北 2016 実行委員会
共 催: 宮城県、宮城県教育委員会、石巻市、気仙沼市、女川町、南三陸町、
一般社団法人東北地域づくり協会、株式会社三陸河北新報社、A.C.O inc.
運営協力: 公益財団法人日本自転車競技連盟、公益財団法人日本サイクリング協会、
宮城県自転車競技連盟、宮城県サイクリング協会、
一般社団法人日本二輪車普及安全協会、石巻赤十字病院
特別協力: 株式会社TBSテレビ、石巻専修大学
開 催 日: 2016年9月17日 (土) 大会1日目 (牡鹿半島チャレンジグループライド)
2016年9月18日 (日) 大会2日目 (基幹5コース)
スタート時間:大会1日目 08:30(予定)
大会2日目 05:30(予定)
※気仙沼ワンウェイフォンドは08:30スタート(予定)
終了時間: 大会1日目 17:00(予定)
大会2日目 17:30(全フォンド終了予定)
開催場所: 石巻市・女川町・南三陸町・気仙沼市
会 場: 石巻専修大学(スタート&全コースゴール地点)
※気仙沼ワンウェイフォンドは、気仙沼プラザホテル前スタート
募集人員: 3,700名(予定)
募集開始: 一般出走エントリー…2016年5月24日(火)予定
優先出走エントリー…2016年4月11日(月)予定
結果発表: 一般出走エントリー 2016年6月13日(月) 予定
優先出走エントリー 2016年5月9日(月)予定
応募方法: 公式サイトからの申し込み
※申込者多数の場合は、抽選で参加者を決定します。なお、第3回大会「ツール・ド・東北 2015」に大会クルー(大会運営ボランティア)として参加された方は、優先出走エントリー期間にお申込みいただくと、抽選なしで出走いただけます。(エントリー料は各自負担)
<ツール・ド・東北について>
「ツール・ド・東北」は、東日本大震災の復興支援、および震災の記憶を未来に残していくことを目的とした自転車イベントです。順位やタイムを競うレースではなく、楽しく走ることを目的としたファンライド形式で開催しています。規模を発展させながら毎年開催していくことで、現地の方々、出走者やその同行者、ボランティアクルーなど、イベントに関わる全てのみなさまと復興への道のりを共に歩み、東北の年間を通じたサイクルツーリズム振興につなげていきたいと考えています。
<コース>
今大会は基幹5コースに加え、グループで石巻専修大学からスタートし、一緒に牡鹿半島1周を目指す、獲得標高(登り)約1,400メートルの「牡鹿半島チャレンジグループライド」コースが加わりました。なお、基幹5コースと「牡鹿半島チャレンジグループライド」コースの重複エントリーはできません。
・牡鹿半島チャレンジグループライド(100km)
・気仙沼ワンウェイフォンド(95km)
・気仙沼フォンド(211km)
・南三陸フォンド(170km)
・北上フォンド(100km)
・女川・雄勝フォンド(60km)
<エントリー料>(消費税抜き)
・牡鹿半島チャレンジグループライド(100km) 9,000円
・気仙沼ワンウェイフォンド(95km) 11,000円
・気仙沼フォンド(211km) 15,000円
・南三陸フォンド(170km) 11,000円
・北上フォンド(100km) 9,000円
・女川・雄勝フォンド(60km) 8,000円
<エイドステーション>
・基幹5コース
約20km毎、計10か所のエイドステーションを設置します。各エイドステーションでは各地の自治体と連携して地元の旬の食材を活かしたフードを提供し、ライダーに宮城・三陸の魅力を味わっていただきます。
・牡鹿半島チャレンジグループライド
コース上に計3か所の休憩ポイントを設置し、エイドステーションと同様に自治体と連携して地元の旬の食材を活かしたフードを提供し、さらツアーガイドや震災語り部との交流も設定します。
なお今年も石巻専修大学会場では大会前日・当日ともに、ライダーの帯同者や地元の方などのサイクリングイベントに参加しない方にもお楽しみいただけるイベントや、ご当地グルメを楽しめる店舗の出店などを予定しています。
河北新報社とYahoo! JAPANは、今後も「ツール・ド・東北」を通じて、震災の記憶を未来に残すことを目指し、さまざまな取り組みを進めてまいります。