ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社のコーポレートサイトはこちらです。
当ページに記載されている情報は、2023年9月30日時点の情報です。

プレスリリース

2014.08.11

Yahoo!ヘルスケア「HealthData Lab(ヘルスデータラボ)」、2014年10月より一般向けゲノム解析サービスの提供を開始

~ 祖先解析を含めた約300項目を解析、健康情報を可視化するPHRアプリも提供 ~

http://medical.yahoo.co.jp/hdl/

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、病気や薬、健康にかかわる情報を提供するサービス「Yahoo!ヘルスケア」が取り組む新プロジェクト「HealthData Lab」において、2014年10月より一般向けゲノム解析サービスの提供を開始することを決定しました。 

「HealthData Lab」では、2型糖尿病・脳卒中・腎臓病などの生活習慣病や、肥満・不眠症などの病気、尿酸値・飲酒量などの体質を含めた約300項目を解析できます。また、祖先解析も解析項目に含まれており、母親から受け継ぐミトコンドリアDNAから、自分と同じ遺伝子を持つグループがどこで生まれてどう移動してきたのかをたどることができます。
その他に、PHR(パーソナルヘルスレコード)と呼ばれる、個人の健康情報を収集して可視化し、保存できる仕組みも提供します。歩数などの日々の運動量、睡眠時間、体重・体脂肪などの情報を、センサーが搭載されたスマートフォンなどのデバイスを用いて収集し、専用のPHRアプリ(今冬提供予定)を使って登録、管理することができます。そして、将来的には、ゲノム解析情報だけでなく、PHRも含めた情報を総合的に解析して、健康を維持するための的確なアドバイスの提供を目指します。 

また、現在、10月のサービス開始に先行して無料でゲノム解析サービスを体験いただける第2弾のモニター募集を行っています。6月に実施した第1弾で募集した5,000名に追加して、新たに5,000名を募ります。モニターとなられた方にはゲノム解析サービスをご利用いただくほか、継続的に行うアンケート調査などにご協力いただき、病気予防の研究にご参加いただきます。(※モニターに提供する解析項目は約120項目となります)
なお、第1弾のモニター応募者の属性を調査したところ、男性が63%・女性が37%、年代で見ると30代・40代の応募が大半を占めていることがわかりました。健康を気にし始める年齢の中の特に男性がゲノム解析サービスに興味を持っていることがうかがえます。

 <第2弾 先行無料モニター募集概要>
募集期間:8月4日(月)12:00~9月1日(月)11:59
募集人数:5,000名
詳細は公式サイトをご覧ください。(http://medical.yahoo.co.jp/hdl/monitor/

<モニターにご協力いただく内容>
○ゲノム解析サービスの利用
必要なキット料金、解析費用、送料などは全てYahoo! JAPANが負担し、モニターには無料でゲノム解析サービスを体験いただけます。まず、応募いただいた方の中から当社で選定したモニター候補者に対して、唾液採取キットをお送りいたします。唾液を採取してご返送いただいた方をモニターとして認定し、解析を行います。解析の結果は「Yahoo!ヘルスケア」のマイページで閲覧いただけ、病気のリスクや体質などがわかるほか、解析結果に基づいて病気予防のアドバイスを提供します。また、該当のデータが研究に役立てられた場合には、マイページでお知らせします。

○調査、研究への協力
今後、サービスとして提供できる情報の精度を⾼め、病気発症の追跡調査をするために、モニターから取得する情報を研究に活⽤させていただきます。また、継続的におこなう健康調査(アンケートなど)に最低でも2年間、ご協⼒いただきます。

【PHRアプリのイメージ画像】

 

 

【第1弾モニター応募者の属性割合(男女別、年代別)】

 「HealthData Lab」は、当初はまず、プロジェクトにご協力いただけるモニターからゲノム解析サービスやアンケート調査を通して情報を取得し、個々人の体質に関する情報を提供したり、生活習慣の可視化を行います。次の段階として、今後取得する情報の範囲を広げ、また、産官学の専門家と連携して、多くの人のデータを研究に活用していくことで、個々人の体質に合った効果的な予防法をアドバイスしたり、体質に合った医薬品の開発へ応用していくことを考えています。 

ITを活用してさまざまな課題を解決していく「課題解決エンジン」を企業理念として掲げるYahoo! JAPANでは、少子高齢化などを背景に膨張していく医療費や、国民の健康維持を日本社会の大きな課題であると考えています。「HealthData Lab」を通して、ユーザーの健康維持を促進し、その結果として医療費抑制という課題解決に結びつけていくべく、本プロジェクトに取り組んでまいります。 

このページの先頭へ